唐津焼登り窯 炎とのせめぎあい
梅田健太郎氏の奥様より、窯焚きの様子の写真を提供いただきました。話には聞いていましたが、その様子は思った以上に豪快、また圧巻でもあります。
まさに炎とのせめぎあい
梅田健太郎氏は2008年に「窯焚きの時の器と炎のせめぎ合いに魅力を感じます。」との文言を「くまもと宇城・陶の会」のサイトに寄稿していますが、これを見る限り器と炎のせめぎあいと共に、本人も一緒にせめぎあっているようにも見えます。
窯の温度は1300度。一気に上げていくのが唐津焼の特徴。
さらに驚くことに、まともに焼きあがる作品は全体の2-3割。しかもその中から割れないで、へたらないで、いい肌色で焼物にすることはある意味奇跡に近いのかもしれません。氏曰く「焼物はわからんかったーと言いながら死ぬとかもしれんばい。」とのこと。魂の入った作品を期待しています!
燃料の薪は、ご近所の解体屋さんからのご協力で廃材を利用しています。
窯焚きは昼夜通しで行われます。明け方には登り窯からこんな景色も。